法治主義の社会においては、弱者が権力側と闘う手段は裁判です。役人との話の折り合いがつかなったら、ひるまずに訴えよう。武器は行政手続法違反と業法違反、そして究極的には憲法違反。私がやってきて、一部は勝利を収めた手法を開陳する。
私はなぜ裁判で闘うのか
裁判で争うのは日本の社会風土に馴染まないし、費用も時間もかかります。それでも私が裁判で闘うのは、この公正さを失いつつある日本の中で、裁判が弱者が権力側と闘うための唯一の手段だと思うからです。
違法な行政指導に泣き寝入りする時代は終わった
役所はしばしば、勝手な裁量で行政指導を行います。「泣く子と地頭には勝てない」とあきらめていた時代は終わりました。法治社会を生きる経営者が、役所の不正と闘うための原理をお話しします。
武器としての行政手続法
行政処分をちらつかせて行う行政指導は違法です。しかし役人はことさら無神経を装って、横暴に振る舞います。役人が行政手続法違反ということになれば、われわれは行政訴訟に勝てることになります。
役人の言うがままに申請書を書き直す必要などない
役人側は、こちらの無知につけ込んで申請書を受理しないか、もしくは違法な行政指導を行って本人の任意によって申請書の内容を書き替えさせれば勝ちなのです。賢くなければ損をするだけです。